HMVその底知れぬパワー

HMV池袋サンシャイン60。暇つぶしに友人と入店。
しかしそこは普通のCDショップに非ず。ミラクルワールドの舞台は3階洋楽売り場。
僕「なんか今セール中みたいだよ」
友人H「そうだねーでも10〜20%OFFくらいみたい」
僕「あーポイントも倍じゃないし」
H「探してたの置いてあるかだけ見てくるね」
僕「おお」
じゃあ僕もHotel Costes→写真右 Hotel Costes: Best of (Dig)
でも探そうかなぁーと思いながら、店内をウロウロ。しばらくするとdiskunionかのごとく、ダンボールに入ったセールCDコーナーに遭遇。友人ここで合流。
僕「こうゆうのってさーアルファベット順に並んでないし、探すのめんどくさいよな」
H「ねー。英語読むのに疲れちゃうんだよね」
僕「しかも結局知らない奴ばっかなんだよ、ガサガサ(←CD漁る音)」
H「そうそう、ゴソゴソ(←同上)」
僕「・・・」
H「(ダンボールに貼ってあるPOPを見て)なんか物凄い安くしてるだって(笑)」
僕「へー。・・!!?!?」
僕の脳内『他の対象物も至急確認!至急、至急!』
ガサゴソ、ガサゴソ。
脳内『エマージェンシー!エマージェンシー!!速やかに行動せよ!!』
僕「(平静を装い)このCD見てみ」
H「えー何これ100円じゃーん!」
僕「この箱に入ってんのほとんど100円☆」
H「ほんとー??」
そこには音楽好きには夢の世界が広がっていたのです。裏面には2200円などの表記を血のように真っ赤なペンで×印を付けられた古いバーコード。表面には眩くも100円と書かれた新たなバーコード。
聞いたことのないアーティスト?明らかにダサそうなバンド名?ジャケ買いは外れた時ショック?んなもん関係ないわ!!ありとあらゆる心配事など100円の前では虚無と化す。このコンクリートジャングル東京では、きょうびジュースだって飲ましてくれませんぜ。嗚呼100円の魔力。周りの目も気にせず、きゃっきゃ言いながら選ぶ選ぶ。
結局、僕8枚・友人H7枚ピックアップ(一応同じCDは買わないことにしました)
問題発生
レジに行きづらい。恥ずかしいというか、申し訳ない。HMVの店員に『お前らは音楽を値段で選ぶのか!』と思われるんじゃないか。。こういうときはジャンケンになるもので、そして決まって負けるのは僕。
15枚のCDを手にレジに向かう僕。すれ違う人々は『この人こんなに買うんだー』『金持ってんなー』的な視線を投げかけてくる。ごめんなさい、違います。ただの貧乏学生です。レジ到着。
問題発生Ⅱ
15枚も持っていったもんだから店員2人がかり。恥&申し訳も2倍。しかもレジの画面には95の数字。『95円かよ!』価格の表示方法が変わったことなんて今までどうも思わなかったのに、痛感。せめて3桁でレジを通って欲しかった。貧乏人には貧乏なりのプライドってもんがあるんだよ!
洋楽アルバム15枚買って、1496円。や、安すぎ。1500円支払い、4円お釣りを頂こうと手を出すと、
店員「ポイントカードはお持ちですか?」最後のプライド無残に散る。
僕的にはこの買い物で、ポイントをもらうことは避けようと思っていたわけで。せめてポイントをもらわないことで自分を正当化?というかなんていうか気分的にね。でも言われたから出しましたよ、半笑いの店員にポイントカードを。あぁ、15枚買って2ポイントしかつきませんよ、何か?? 接客マニュアルを憎みつつレジを退散。
友人と「今日はいい買い物したなー、ねー」の会話を20回以上繰り返しながら池袋駅へ。
帰り道、CDの入ったHMVの袋を電車の床に置くと、素晴らしい安定性を保って床に鎮座。なぜか感動。買ったその事実に満足。CDの良し悪しは二の次。本末転倒ですけどね。
CDのレビューはまた今度。

林檎禁断症状報告

CDショップに行くと、椎名林檎東京事変の棚は必ずチェック。たとえ新曲のリリースがないことは既知の事実であったとしても。
CDショップでどういう扱いを受けているのかが気にかかる、これはどんなアーティストのファンでも言えることか。